《パードゥッチ》 カベルネソーヴィニヨン “スモールロットブレンド” メンドシーノ [2017] PARDUCCI WINE CELLARS Cabernet Sauvignon Small Lot Blend Mendocino County 750ml パルダッチ赤ワイン 自然派ナチュラルワイン カリフォルニアワイン専門店あとりえ

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メンドシーノを語る上で欠かせぬ造り手がパードゥッチです。

“メンドシーノ”の地名を冠する瓶詰ワインの第一号はパードゥッチのジンファンデルであり、それはまた、「バラエタルワイン」(葡萄品種名表記)の先駆けでもありました。

信頼の品質は、コンシューマーからの長きにわたる支持にも表されます。

「ワインとは日々の食事と共にあるべきもの。

食卓に彩りを添え料理の持ち味を一層と引き立てる為には、それぞれのぶどう品種が持つ固有の魅力が損なわれてはいけない。

」 そのような信条を抱き続けた人物が、ワイナリー中興の祖でもある故ジョン・パードゥッチ。

「ロバート・モンダヴィのメンドシーノ版」とも呼ばれる伝説の醸造家です。

氏は「カリフォルニアワイン産業で最も多くの受賞と栄誉を手にした。

」と語り継がれ、故人が遺した功績は、故ロバート・モンダヴィ氏のそれに勝るとも劣らぬものです。

また、日々の食事と共にあるべく、パードゥッチのワインは価格もないがしろとされません。

当価格帯にあっては難しさもある中、葡萄品種固有の美質にフォーカスされたシリーズが「スモールロット・ブレンド」。

名が示すよう、大規模生産で失われがちな手工芸的な工程を経るバラエタルワインであり、とりわけ定評あるアイテムがここで扱う五種となります。


▼ 各種は画像リンク先よりご利用頂けます。

《パードゥッチ》 カベルネソーヴィニヨン "スモールロット・ブレンド" メンドシーノ
【味わい】＆
【相性の好い食事】ピュアなカベルネソーヴィニヨンに特有的なクレーム・ド・カシス、真紅のアメリカンチェリーや熟れたスモモなどの鮮度ある香り。

口中では熟した果実味からのふくよかなタッチがありつつ、存在感を持つタンニンの恩恵からボディに構造が与えられメリハリある程よい複雑感が伴われます。

果実由来のアロマに加え、オーク樽からのバニラ香がほんのりと後を引く心地よいアフター。

塩コショウで味付けされた牛肉やハーブを添えた羊肉、関東風鰻蒲焼などに併せてお楽しみください。


【生産者概要】1912年に伊・トスカーナ地方から米国メンドシーノ郡へと移り住んだ一家は、ジョン・パードゥッチが生まれて間もない頃の1921年に自らの葡萄畑を手に入れた。

後の禁酒法では他大勢と同様に存続の危機にさらされるも、全米各地の自家醸造家に葡萄を売ることで窮地をしのぎ、解禁の前年(1932年)にメンドシーノ郡最古の醸造所を建造する。

安価なジャグワインが市場を占める当時にあって、メンドシーノでいち早く品質第一主義を打ち出した造り手でもあり、品種と産地名が明記された瓶詰めワインを他社に先駆けて生産した。

長く独立ワイナリーとしてあったパードゥッチも、2004年、幾つものブランドを傘下に収めるメンドシーノ・ワイン・カンパニーの傘下に。

有機栽培やサステイナブル農法の権威として名高いフェッツァー・ヴィンヤーズの元社長、ポール・ドラン氏の参画により、従来のコンセプトにも増し自然を重んじる造りを進めるに至る。


【“ナチュラル”を重んじる造り】1932年より現存する設備を一部に残すワイナリーは、2003年にCCOF(
※1)よりオーガニック生産者の認証を得て、2007年には全米初の「カーボン・ニュートラル・ワイナリー」(
※2)に認定。

太陽光や風力を介する発電にバイオディーゼル燃料を使用するなどして、米国内で最も環境に優しいワイナリー(“America’s Greenest Winery”)と呼ばれるようになった。

(
※1 California Certified Organic Farmers：オーガニック農法推進組織｜
※2 排出二酸化炭素と吸収二酸化炭素の量が等しい場合に与えられる称号)フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーより副社長であったゲイリー・グラスを迎えた今もやみくもな工業的生産に陥ることなく、故人が遺したワイン哲学と共にジョン・パードゥッチの名は同社の中枢に残される。


【スモールロット・ブレンドの由来】同一畑の果実であっても、栽培区画の違いに従いもたらされる異なる味わいの性格。

パードゥッチではそれら全てを十把ひとからげに扱わず、小さなロット毎に個別管理するなど仕込みのプロセスに違いを設け、やがて各ロットのブレンドにより長短が相互補完される。

それにより、品種生来のキャラクターを極力損なうことなく、リーズナブル価格かつ安定品質が実現されている。


【品種構成】カベルネソーヴィニヨン主体 Cabernet Sauvignon, メルロー Merlot, シラー Syrah, プティヴェルド Petite Verdot, カベルネフラン Cabernet Franc
【熟成】「フレンチオーク25%(新樽100%)＆ステンレスタンク75%」×16か月
【原産地呼称】カリフォルニア州＞メンドシーノ・カウンティ｜Mendocino County, California, USA
【タイプ】[赤] ミディアムボディ Medium
【内容量】750ml
▼ 故ジョン・パードゥッチが遺したワイン哲学「私は常に、ワインには手を加え過ぎない方が良いと信じている。

瓶詰の際も自然であった方が良い。

また、過度にオークの風味を装っていたり手を加え過ぎたりせずに、品種の特徴がよく表されたバラエタルワインを信望している。

経験上、伝統的なワイン造りの原則やぶどう畑が自然に育成できるようにすれば、おのずと品種の特色が表されたナチュラルなワインを造ることができる。

」 60年間もの永きに亘り現場の第一線で活躍した醸造家、ジョン・パードゥッチ(1918-2014)。

正直で誠実な人柄のもとで造り出される飾りつけのないワインは、その品質をもってあまたのファンを惹きつけるなど大成の道を歩み、やがては「メンドシーノの帝王」と称されるに至ります。