自然派ワイン ロゼワイン サン・ルッジエーロ SAN RUGGIERO シネ・ヴェルバ SINE VERBA 2018年 750ml 【品種 ネロ・ディ・トロイア】 ミディアムボディ イタリア プーリア ナチュラルワイン ビオワイン オーガニックワイン 有機ワイン ビオロジック
商品説明商品名シネ・ヴェルバSINE VERBA年号2018年ボディミディアムボディ生産者サン・ルッジエーロSAN RUGGIERO生産地イタリア プーリア原産地呼称I.G.T PUGLIAタイプロゼワイン品種ネロ・ディ・トロイアビオの区分ビオロジック(有機栽培)栓コルクアルコール度数18.0度内容量750mlブーツに例えられるイタリア半島の「かかと」に位置するプーリアは、東はアドリア海、南はイオニア海に面し、地中海性の気候で日照条件に恵まれ一年を通して温暖で広大な場所で農業が盛んな地域です。
オリーブオイルとワインの生産量はイタリア全州でもトップクラスです。
プーリアでは昔はバルクワインの生産が主で、北イタリアやフランスなどへ消費されていましたが、最近ではネロ・ディ・トロイアなどの土地の固定品種を使って単一品種で造られた、高品質のボトルワイン造りに移行しています。
プーリアの州都・バーリィーから北に車を1時間ほど走らせた港町バルレッタの郊外の田園地帯にサン・ルッジエーロ農園はあります。
農園主のルッジエーロ・トゥプッティさんは、おじいさんの代から続く農園を2012年に引き継ぎ、ブドウとオリーブ栽培、ワイン造りに情熱を注ぎ、2013年に初ビンテージ。
本職は放射線科のお医者さんでもあります。
生家が決して裕福ではなかったため、学資を得るために勉強のかたわら、14歳から医学部を卒業するまで夏休みを利用して畑仕事を続けたことで農業の知識が十分にあり、生化学、生物学などの基礎知識がぶどう造り・ワイン造りに大いに役立っていると言います。
子供の頃におじいさんの造ったワインを馬車で運んだいた頃の、樽のワインの香りが忘れられないとのこと。
その時の記憶を忘れずに、土地の品種で土地の味を持ったワインを造りたいと考え、開業医の道か、農園主の道かの選択に迷いはなく、畑で自然に向き合う人生の方が意味があると言います。
お医者さんとして患者さんの病気と向き合わなければならない辛さも、樹齢60年を超えるブドウの木が癒してくれるそうです。
サン・ルッジエーロ農園のブドウ畑は、かつては海底だった土壌で石灰岩が主体。
畑から1kmほどのところに石灰岩の採掘場があるほどで、どのワインにも塩味を感じます。
アドリア海沿岸から約4kmのため、夏場の日中は35℃近くなる気温も、夜は海風によって下がるというミクロクリマにも恵まれています。
また、70kmほど北にあるガルガーノ半島が自然のバリアとなって、バルカン半島からくる寒波や雨雲を遮って、バルレッタに穏やかな気候をもたらしています。
2012年以来、ルッジエーロさんのワイナリーで醸造を委託しているのはパスクワーレ・パストーレさん。
ルッジエーロさんの、土地のブドウの味を変えることなく、そのままワインにしたいという思いは、パストーレさんの思いとも完全に一致。
無農薬栽培、自然酵母発酵、ワインの無調整は言うまでもなく栽培には言おうと銅だけを散布。
ぶどうの株を増やす場合も、古い株から芽をを採るマッサーレ法だけを用いて、土地の味を守り続けています。
ワインの名前にも地元の歴史を絡めたものを使い、ラベルの絵はトラブッコと呼ばれるプーリアの伝統的な漁業装置のシルエットを使っています。
ルッジエーロさんの地元を愛する気持ちが至るところに現れています。
ルッジエーロさんが農園を引き継ぐきっかけとなったのは、ミシュランの星付きの地元の名店「リストランテ・バッコ」のオーナーシェフ、フランコ・リカーティさんの言葉でした。
それまでルッジエーロさんが自家用に作っていたモスカートのワインに「地元のモスカートの旨さが出ているワインを本格的に作ったらいい。
お前ならできる」と、有名シェフがお墨付きを与えるほどのレベルだったのです。
もちろんリストランテ・バッコには、サン・ルッジエーロのワインがオンリストされています。
ラテン語で「言葉にならない」という意味。
ベリーのような可愛らしい酸味とハーブの清涼感。
エレガントで親しみやすく作られたネロ・ディ・トロイアのロゼ。
ワインの色調は、淡いチェリーレッドでややオレンジを帯びクリアである。
ロゼの中でも濃い色調である。
このワインの品種がネロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)であるため、アントシアニンが強いので濃い色調になった。
香りは、非常にシンプルでピュアな煮詰めたストロベリー、マラスカチェリー、スミレ、ナツメグの香り。
最初からフレッシュなフルーツの香りが広がる。
味わいは、優しい口当たりで香りと同様に赤い果実の風味と伸びやかな酸味がありバランスが整っている。
タンニンは、気にならないほどに細かく、チャーミングで後味に苦みを感じる辛口のロゼワインである。
料理のペアリングを考えると、食前酒としてもよいが、コブサラダ、中華料理全般、焼き鳥、寄せ鍋をポン酢で。
飲む温度帯は、白ワインと同じぐらいの低めで食事を進めながら温度が徐々に上がり、香りの広がりを楽しむのが良い。
(総評)ワインが苦手な人や若い女性の方にお勧め。
プーリア州の土着品種であるネロ・ディ・トロイアをこんなにチャーミングなロゼに仕上げる生産者は、素晴らしい。
このワインは、熟成させることなく今飲んで、このチャーミングでフレッシュな果実味を楽しんだ方がよさそうである。
リストランテ・バッコのシェフから後押しをされたのがこの1本。
しっかりとした酸とミネラル。
皮の色が薄い果実。
桃やパイナップルの香り。
プーリア北部原産ならではの塩味も感じられる複雑なモスカートの白。
2018年は夏場の寒暖差が大きくアロマの凝縮が進んでモスカートには絶好の条件となった。
ワインの色調は、輝きがある濃いレモンイエロー、ゴールドに近い。
オレンジ色のトーンもある。
香りは、マスカット、白い花(ユリ)、熟れたラ・フランス。
フルーティでエキゾチックな香りがあり、複雑で立体的に口の中に広がる。
温度が上がってくるとさらにエキゾチックさが増し、加えてオイリー、揮発酸の香りが出てくる。
味わいは、南イタリアにあるプーリア州(踵と呼ばれる位置する)の乾燥した気候で育ったブドウの果実味と香りからは想像できないぐらい活き活きとした酸味が口の中に広がる。
また、海の影響からか塩味のミネラルとブドウの果皮を漬け込んだことにより渋味も感じられる。
このワインを飲むと自然と魚介料理が欲しくなってしまう骨格のある辛口白ワインです。
料理のペアリングを考えると、生ハムと桃(定番はメロンだと思いますが、後味にえぐみが出てしまう気がする)、アクアパッツァ、焼きチーズ、豚肉のソティ。
飲む温度帯は、やや低めの温度で楽しむのが良い。
(総評)プーリア州のワインは、恵まれた気候でコスパが非常によい上に品質も安定している。
このワインは、近年、注目されている醸しワインであるが、非常にピュアな味わいに仕上がった素晴らしいワインです。
今飲んでも素晴らしいですが、あと2年後に飲んでみたいワインです。
テイスティングコメント瀬戸 敦司 Atsushi Seto(社)日本イタリアワインソムリエ/Executive Adovisor/WSET Awards Advanced Certification/JSA DIPLOME D’EXPERT EN VIN/チーズプロフェッショナル/SSI協会 利酒師
オリーブオイルとワインの生産量はイタリア全州でもトップクラスです。
プーリアでは昔はバルクワインの生産が主で、北イタリアやフランスなどへ消費されていましたが、最近ではネロ・ディ・トロイアなどの土地の固定品種を使って単一品種で造られた、高品質のボトルワイン造りに移行しています。
プーリアの州都・バーリィーから北に車を1時間ほど走らせた港町バルレッタの郊外の田園地帯にサン・ルッジエーロ農園はあります。
農園主のルッジエーロ・トゥプッティさんは、おじいさんの代から続く農園を2012年に引き継ぎ、ブドウとオリーブ栽培、ワイン造りに情熱を注ぎ、2013年に初ビンテージ。
本職は放射線科のお医者さんでもあります。
生家が決して裕福ではなかったため、学資を得るために勉強のかたわら、14歳から医学部を卒業するまで夏休みを利用して畑仕事を続けたことで農業の知識が十分にあり、生化学、生物学などの基礎知識がぶどう造り・ワイン造りに大いに役立っていると言います。
子供の頃におじいさんの造ったワインを馬車で運んだいた頃の、樽のワインの香りが忘れられないとのこと。
その時の記憶を忘れずに、土地の品種で土地の味を持ったワインを造りたいと考え、開業医の道か、農園主の道かの選択に迷いはなく、畑で自然に向き合う人生の方が意味があると言います。
お医者さんとして患者さんの病気と向き合わなければならない辛さも、樹齢60年を超えるブドウの木が癒してくれるそうです。
サン・ルッジエーロ農園のブドウ畑は、かつては海底だった土壌で石灰岩が主体。
畑から1kmほどのところに石灰岩の採掘場があるほどで、どのワインにも塩味を感じます。
アドリア海沿岸から約4kmのため、夏場の日中は35℃近くなる気温も、夜は海風によって下がるというミクロクリマにも恵まれています。
また、70kmほど北にあるガルガーノ半島が自然のバリアとなって、バルカン半島からくる寒波や雨雲を遮って、バルレッタに穏やかな気候をもたらしています。
2012年以来、ルッジエーロさんのワイナリーで醸造を委託しているのはパスクワーレ・パストーレさん。
ルッジエーロさんの、土地のブドウの味を変えることなく、そのままワインにしたいという思いは、パストーレさんの思いとも完全に一致。
無農薬栽培、自然酵母発酵、ワインの無調整は言うまでもなく栽培には言おうと銅だけを散布。
ぶどうの株を増やす場合も、古い株から芽をを採るマッサーレ法だけを用いて、土地の味を守り続けています。
ワインの名前にも地元の歴史を絡めたものを使い、ラベルの絵はトラブッコと呼ばれるプーリアの伝統的な漁業装置のシルエットを使っています。
ルッジエーロさんの地元を愛する気持ちが至るところに現れています。
ルッジエーロさんが農園を引き継ぐきっかけとなったのは、ミシュランの星付きの地元の名店「リストランテ・バッコ」のオーナーシェフ、フランコ・リカーティさんの言葉でした。
それまでルッジエーロさんが自家用に作っていたモスカートのワインに「地元のモスカートの旨さが出ているワインを本格的に作ったらいい。
お前ならできる」と、有名シェフがお墨付きを与えるほどのレベルだったのです。
もちろんリストランテ・バッコには、サン・ルッジエーロのワインがオンリストされています。
ラテン語で「言葉にならない」という意味。
ベリーのような可愛らしい酸味とハーブの清涼感。
エレガントで親しみやすく作られたネロ・ディ・トロイアのロゼ。
ワインの色調は、淡いチェリーレッドでややオレンジを帯びクリアである。
ロゼの中でも濃い色調である。
このワインの品種がネロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)であるため、アントシアニンが強いので濃い色調になった。
香りは、非常にシンプルでピュアな煮詰めたストロベリー、マラスカチェリー、スミレ、ナツメグの香り。
最初からフレッシュなフルーツの香りが広がる。
味わいは、優しい口当たりで香りと同様に赤い果実の風味と伸びやかな酸味がありバランスが整っている。
タンニンは、気にならないほどに細かく、チャーミングで後味に苦みを感じる辛口のロゼワインである。
料理のペアリングを考えると、食前酒としてもよいが、コブサラダ、中華料理全般、焼き鳥、寄せ鍋をポン酢で。
飲む温度帯は、白ワインと同じぐらいの低めで食事を進めながら温度が徐々に上がり、香りの広がりを楽しむのが良い。
(総評)ワインが苦手な人や若い女性の方にお勧め。
プーリア州の土着品種であるネロ・ディ・トロイアをこんなにチャーミングなロゼに仕上げる生産者は、素晴らしい。
このワインは、熟成させることなく今飲んで、このチャーミングでフレッシュな果実味を楽しんだ方がよさそうである。
リストランテ・バッコのシェフから後押しをされたのがこの1本。
しっかりとした酸とミネラル。
皮の色が薄い果実。
桃やパイナップルの香り。
プーリア北部原産ならではの塩味も感じられる複雑なモスカートの白。
2018年は夏場の寒暖差が大きくアロマの凝縮が進んでモスカートには絶好の条件となった。
ワインの色調は、輝きがある濃いレモンイエロー、ゴールドに近い。
オレンジ色のトーンもある。
香りは、マスカット、白い花(ユリ)、熟れたラ・フランス。
フルーティでエキゾチックな香りがあり、複雑で立体的に口の中に広がる。
温度が上がってくるとさらにエキゾチックさが増し、加えてオイリー、揮発酸の香りが出てくる。
味わいは、南イタリアにあるプーリア州(踵と呼ばれる位置する)の乾燥した気候で育ったブドウの果実味と香りからは想像できないぐらい活き活きとした酸味が口の中に広がる。
また、海の影響からか塩味のミネラルとブドウの果皮を漬け込んだことにより渋味も感じられる。
このワインを飲むと自然と魚介料理が欲しくなってしまう骨格のある辛口白ワインです。
料理のペアリングを考えると、生ハムと桃(定番はメロンだと思いますが、後味にえぐみが出てしまう気がする)、アクアパッツァ、焼きチーズ、豚肉のソティ。
飲む温度帯は、やや低めの温度で楽しむのが良い。
(総評)プーリア州のワインは、恵まれた気候でコスパが非常によい上に品質も安定している。
このワインは、近年、注目されている醸しワインであるが、非常にピュアな味わいに仕上がった素晴らしいワインです。
今飲んでも素晴らしいですが、あと2年後に飲んでみたいワインです。
テイスティングコメント瀬戸 敦司 Atsushi Seto(社)日本イタリアワインソムリエ/Executive Adovisor/WSET Awards Advanced Certification/JSA DIPLOME D’EXPERT EN VIN/チーズプロフェッショナル/SSI協会 利酒師
価格:3,080 円 | ショップ:酵素玄米と自然食の店 たまな商店 |
更新:2023/03/15 ワイン
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